11:47

普通とはなんなのか一体何を持って普通なのか、ありふれたものであること、特に変わってないこと、それは誰が決めるのか。私は幼い頃から特定の友人への依存が酷かった。小学生の頃はその子が違う子と遊んでいる様をマンションから見て大号泣し挙句の果てには他の子と遊ぶなら私はいらないでしょと書いた手紙をその子の家のポストに投函をした。またある時は友人の私への接し方が理解できず困惑し授業を抜け出しトイレでリスカした。食べ物が喉を通らず食べてもすぐに吐いた。でも私にはこれが『普通』だった。これが普通じゃないのかと少し意識をしたのは周りの声がきっかけだった。おかしい、変わってる、『普通』じゃない、そんな言葉を何人もの人から浴びせられた。なら、あなたたちの普通とはなんなのかその普通は誰から教えられたのかなぜ私はその普通を知らないのかずっと考えた周りと比べなければ普通という言葉は存在しないのではないかという所まで考えた比較する対象がいるからあれは普通これは普通じゃないと分別される。もし自分一人ならそれは当たり前のことで『普通』のことなのになぜ勝手に比較されて非難されなければいけないのか、私には分からなかった。私の世界ではそれはありふれたことであり特に変わってないことなのに、誰も私の世界に介入してきて欲しくなかったそれでも、そうだから、きっと今の私になってしまった